[喫茶店探訪] 珈琲店 力雀
カテゴリー:喫茶店探訪
2015年6月5日
店の前はよく通るけどいつもスルーしがちな喫茶店のドアを開けてみようという不定期連載。
久しぶりのこのコーナーですが、今回はついに「力雀(ちからすずめ)」を探訪です!
阿倍野筋3丁目、あべのベルタから区役所への道の途中、ときわ横丁(ラーメン屋さんの「ピリカ」があるエリア)。小林歯科の横の路地を中に入るとあります。
店主の“すずめ”さんが、1974年に「雀」として開店。途中で「力雀」へ変更。
改名の理由などは直接すずめさんにじっくり聞いてみてください。
1974年開店なので創業40年以上の老舗喫茶店ということになります。
四畳半ぐらいの広さの店内はカウンター席のみで、5,6人で満員御礼。
メニューは基本的にコーヒー。それに希望すれば食パンも焼いてくれます。
【すずめさんのプチ情報】
●猫が好き
すずめさんは猫好きな為、いたるところに猫の人形やら写真やらが飾られています。
「力雀」の用心棒でもあった愛猫“ミミー”は近年亡くなってしまったのでその話をするすずめさんはいつも寂しそうです。
●音楽が好き
店内にはレコードもCDもカセットテープもあってすずめさんセレクトの曲が流れています。
すずめさんはピンクフロイドがお気に入り。
●カメラが好き
すずめさんはフィルムのカメラを愛用。
現像も自室に暗室をつくり自分で現像しています。
初めてのお客さんはすずめさんがカウンターの中から記念撮影してくれて後日来店した際に現像した写真をもらえるというシステムになってます。
●お客さんに愛されている
“雀ノート”と呼ばれる長年にわたってお客さんが書き綴ったノートがある。
若かりし頃のすずめさんの写真もスクラップされていて、お洒落でとてもかわいいです。
店内に飾られている絵なんかもお客さんからもらったものがあります。
昨年の年末に訪れた時には遠方のお客さんから正月用のお花が贈られて来ていました。
丁寧に淹れられるおいしいコーヒーを飲みながら、すずめさんの話を聞いているとあっという間に時間が経ってしまうという不思議なお店です。
お客さんも面白い人が多そうなので文化交流の場としても長く続けてほしい喫茶店です!
営業時間は11:00〜19:00ごろまで。